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 2009年9月30日に西スマトラ島で発生した大地震では、1,117人が死亡、2人が行方不明、28万戸の建物が損壊しました。村落部ではほとんどの家屋が修復不可能なほどの全壊でした。
 カリタスは「緊急支援」(2009年12月まで)と「復興支援」(2010〜2011年)の2段階で支援を行います。今般、緊急支援が終了し、報告書が届きました。
 現地では震災翌日から、教区や小教区が救援活動本部や避難所として場所を提供したり、炊き出しをしたりして、被災者への救援活動を開始しました。2日後にはカリタスインドネシアおよび国際カリタスの緊急救援チームが現地に到着し、被害状況調査や支援活動の準備を始めました。
 カリタスは他の援助団体と重複しないよう充分に情報収集をした上で、震災の翌週より、具体的な支援活動を開始しました。家屋の損壊がひどく、自分で復興することができない世帯、また、損壊が軽度でも、女性が世帯主である家庭や、ハンディを持つ人やお年寄りを抱える世帯、非常に貧しい世帯などを最優先に支援しました。
 2カ月間の緊急支援で、7,854世帯に、仮の住居用ブルーシート2枚またはテント、屋内使用品(毛布、サロン(現地の衣料)、マット、ロープ)、衛生用品(生理用品、石けん、バケツ、水タンク)、仮設住居設営のための工具類(のこぎり、金づち、ショベル、釘、バール、5世帯に一つの手押し車)が配布されました。さらにこの内1,486世帯に台所用品(灯油コンロ、鍋、フライパン、スプーン、フォーク、ナイフ、コップ、皿、フライ返し、やかん)が提供されました。食糧は5,500世帯に2カ月分の米、砂糖、調理油、魚の缶詰を配布しました。
 カリタスジャパンは、この緊急支援に9,112,000円を送りました。現地では緊急支援に引き続き、今年1月より復興プログラムがスタートしています。カリタスジャパンはこういった被災地の中長期的な復興のために、これからも支援を続けていきます。


仮設住居設営のための物資を受け取った人々
(C)カリタスインドネシア

物資を受け取り家路につく人々
(C)カリタスインドネシア



地震の被害と現在の現地の状況
インドネシア政府は、9月30日に発生したスマトラ島沖地震による死者は1117人、行方不明者2人、被害を受けた家屋28万戸(その内半数が全壊)、数階建てビルの多くが倒壊したと発表しました。周辺の村、特にパダン・パリアマンの村では多くの住居が損壊しました。被害状況調査チームの報告によると、村落部では、家屋の70〜100%が修復の効かないほどのダメージを受けました。

被災者の中には、ビニールシートや木材、レンガなどの残骸を拾い集めて、壊れた家の前に一時的なシェルター(仮の避難所)を作っている人もいます。が、そういった材料が手に入らない人々も多く、現地ではシェルターの建設が最優先とされています。
食料はたいていどこでも入手できるようになりましたが、人々はまだショック状態にあり、日常生活にすんなり戻っていくことができていません。地滑りに遭った世帯は、家だけでなく耕地にも被害を受けたため、生計手段の回復がなお困難です。都市部では一部水の供給が復旧していないところもあります。避難所がないため壊れた家に留まっている被災者への対応や、これから始まる雨季に農村部で懸念される豪雨や洪水、地滑りなど、課題はまだまだ多いのが現状です。

危険な状態にある家©カリタスインドネシア


緊急対応
震災後の緊急救援については、インドネシア政府が主導し、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)が定期的な会議を開いて、国内外の援助団体の全体的な調整を行っています。
カリタスの援助活動は、緊急支援(今年12月末まで)と復興支援(2010年に実施)の2段階で行われます。
現地での教区および小教区のネットワークによる対応は、震災直後から始まり、10月1日にはパダンのいくつもの小教区に調整本部が設置されました。家を失った人にはシェルターが提供され、炊き出しも実施されました(食材は全て現地の法人、個人からの寄付)。

カリタスの支援活動と評価
カリタスは震災の翌週から、他の団体と重複しないよう充分に情報収集をした上で、具体的な支援活動を開始しました。最優先される受益者は、家屋の損壊がひどく、自分で復興することができない世帯です。損壊が軽度でも、女性が世帯主である家庭や、ハンディを持つ人やお年寄りを抱える世帯、非常に貧しい世帯なども優先されます。

【10月の緊急支援実績】
●シェルター・非食糧物資
3458世帯に、テント1176張、ブルーシート2981枚、シェルターキット(毛布、布団、ロープなど)3350セット、道具キット(のこぎり、金づちなど)2804セットを配布
●食糧・栄養
3600世帯に、米、魚の缶詰、砂糖、調理油を配布
●水・衛生
衛生セット(石けん、バケツ、水タンクなど)3353セットを配布


最初の配布から2週間後に、11の村(男性54人、女性83人)でモニタリングを行いました。その結果、「配布された物資は必要なものであり、使用されている」ということで、支援には全般的に「非常に満足」との回答が得られました。配布プロセスに関しても、混乱もなく秩序だった配布であったとの肯定的な評価が得られました。また、これ以外に必要な物として挙げられた台所用品を、今後配布する日用品セットに加えることにしました。

活動成功の陰には、ボランティアの活躍があります。10月の1カ月間で、国内各地の教区カリタス、その他の団体から130人を超えるボランティアがこの緊急支援に参加してくれました。
救援物資配給所にて受け取りのサインをする
受益者©カリタスインドネシア
パダン司教を囲む全国各地から集まった
ボランティア©カリタスインドネシア



緊急募金の呼びかけ
2009年10月6日

カリタスジャパン責任司教 菊地 功
担当司教 幸田 和生

インドネシア〈スマトラ島沖地震〉救援募金ご協力のお願い

9月30日現地時間の午後5時16分にインドネシア西スマトラ州のパダンをM7.6の大地震が襲いました。国連によると死者は1100人(インドネシア政府当局発表は600人)、行方不明者は300人超とされていますが、被害の全容はいまだ明らかになっていません。市民は少しずつ日常生活を取り戻しつつありますが、避難所では下痢や流感、熱などの発症も懸念されています。

国際カリタスおよび現地カリタスから成る緊急災害対応チームは、災害直後より被害の最もひどかったパダンに入り、被害状況やニーズの調査などを行い、救援物資配給などの支援を開始しました。Parmiaman、Lurah Ampalo、Sangai Sarikの23村5500世帯へ、シェルター、衛生用品を提供します。

カリタスジャパンは、国際カリタスおよび現地カリタス協力して支援を行っていきます。被災状況、国際カリタスの救援活動については、詳細が分かり次第ホームページなどでお知らせ致します。

以上、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

募金受付口座は次のとおりです。


郵便振替番号:00170-5-95979
加入者名:カリタスジャパン
通信欄  呼びかけ中の募金(   )内に、
「スマトラ島沖地震」とご明記ください。




 2009年9月30日現地時間午後5時過ぎ、インドネシア・西スマトラのパダンをマグニチュード7.6の大規模な地震が襲いました。インドネシア国家防災庁(BNPB)によると死者数は1,117人、負傷者(重軽傷)2,256人で、26万戸以上の建物が損壊しました(内半数は全壊)。現在、水、電気、通信サービスは復旧したものの、インドネシア政府はパダンをいまだ緊急事態にあるとしており、被災者へ米と、その他の食糧を買うための現金の支給を行っています。

 カリタスインドネシアと国際カリタスの緊急災害対応チームは、震災直後に現地入りし、被害状況の調査および緊急物資の配布を進めてきました。調査の結果、最も必要と判断されたのは生活必需品、医療、シェルター(住居)、水と衛生への支援です。 雨季が始まったこともあり、現在カリタスでは緊急にテント、ビニールシートと必要な道具の配布を進めています。被災者はこれらの支援物資をもとに自分たちで仮の住まいを設営しています。10月20日までにビニールシート1,628枚、テント710張り、シェルター材料1,813セット、設営用具1,355セット、衛生用品1,813セットが2,695世帯に手渡されました。 

崩壊した病院(パダン)

テントを設営する被災者


物資配給手続きの様子

救援物資の荷下ろし

 雨季が始まったこともあり、現在カリタスでは緊急にテント、ビニールシートと必要な道具の配布を進めています。被災者はこれらの支援物資をもとに自分たちで仮の住まいを設営しています。10月20日までにビニールシート1,628枚、テント710張り、シェルター材料1,813セット、設営用具1,355セット、衛生用品1,813セットが2,695世帯に手渡されました。 
 アクセスが難しいため未だ入ることのできていない村や、救援物資の全く届いていない村もあり、カリタスは今後も調査と支援を続けていきます。

  *皆さまのあたたかいご支援に感謝いたします*
■募金受付先■
郵便振替番号:00170−5−95979
加入者名:カリタスジャパン
通信欄に〈スマトラ島沖地震〉とご明記下さい
 


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