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カリタスジャパンニュース
連算発行番号 Caritas Japan News No.260


特集
第18回国際カリタス総会への参加
援助活動推進部会秘書 成井大介      

 2007年6月3日から9日まで、ヴァチカンのシノドスホールで第18回国際カリタス総会が開催され、カリタスジャパンからは菊地司教、事務局稲江さん、秘書の成井が参加しました。ここで、総会の模様を皆様にご報告したいと思います。
 カリタスには実に様々な側面があります。小教区や教区、そして国内で地元の人と関わっていくという「ローカル」な面と、世界162カ国のメンバー組織が協力し合いながら活動する「国際的」な面。人々の生活をサポートする「開発支援」の面と、様々な問題の根本を解決しようとする「アドボカシー」(政策提言や啓発運動)の面。カトリックの組織としての「宗教的」な面と、宗教や文化を問わず全ての人と関わっていく「超宗教的」な面等々。こうした特徴を全て一つの鍋に入れ、まるまる一週間ぐつぐつ煮る。今回初めて国際カリタスの総会に参加した私にとって、この一週間はそんな風に表現したらしっくり来そうな、大変内容の濃いものでした。

神の愛のあかし人、平和の構築者
 さて、今回の総会のテーマは、「神の愛のあかし人、平和の構築者」です。このテーマは、各国カリタスからの意見を取りまとめて決められたもので、すなわち、今世界が直面している「時のしるし」に対応するものです。今世界で起こっている戦争や紛争は、もはや国と国との対立という枠を超えて、政治、経済、環境、貧困、差別、教育、時には支援活動の偏りなど、実に様々な原因から引き起こされるものです。カリタスは、平和が正義に基づくものであることを再確認し(現代世界憲章78)、不正義を正義に変えていくために、平和活動家、被害者と共に、そして平和を破壊する人も巻き込んで、活動を進めていきます。

活動方針の枠組み
 国際カリタスは今回の総会で、活動方針の枠組みとして四つの優先分野を打ち出しました。これらの分野は、総会の前から各カリタスや地域カリタスで検討が重ねられ、四つに絞られたものです。「緊急事態への対応」、「総合的人間開発」、「持続可能な平和の構築」、「連盟の機構とプロセスと財政の改変」。総会ではそれぞれの分野ごとに分科会が設置され、参加者はそれぞれのグループで今後4年間の国際カリタスの方向性を決めるためにつっこんだ意見交換を行いました。


会議中のカリタスジャパンからの参加者
特に印象的だったのは、「カリタスは声なき人々、それも国際社会や他のNGOからも忘れ去られてしまったような人々に目を向ける」、「ジェンダーについての心配りを、活動の対象にだけでなく、組織の形成の上でも徹底する」、「環境の変化に伴い、より頻繁に、より大きな規模で、より複雑な形で起こるようになってきた災害への取り組みが必要」などという意見です。今後、国際カリタスはこの枠組みをさらに掘り下げ、各地域と各国カリタスはそれに基づいてそれぞれの活動方針を方向修正していくことになります。

環境問題
  今回の総会では環境についての発言が目立ち、基調講演もワンガリ・マターイ女史(ケニヤ出身。環境問題に取り組む。2004年ノーベル平和賞受賞)でした。女史は、「環境は貧困に直結した問題である。持続可能な環境作りこそ、貧困から抜け出す資源を生み出し、資源を奪い合う紛争をなくす。地球は、人間から傷つけられたら、必ずやり返す。しかも、地球を破壊するのは富を持つ人たちで、その被害をもっとも被っているのは貧しい人たちだ。私たちは今、自分の生活スタイルを変えなければならない」と訴えました。

選挙
 総会の最も重要な役割の一つに、国際カリタスの総裁、事務局長、会計の選出、承認があります。今回の総会では、これら全ての担当者が一新され、総裁にはカリタスホンジュラスのオスカル・ロドリゲス枢機卿、事務局長にはCAFOD(カリタスイングランド・ウェールズ)のレスリー・アン女史、会計にはカリタスクロアチアのグリゴール・ヴィドマール氏がそれぞれ選出、承認されました。事務局長に女性が選ばれたのは初めてで、その活躍が期待されます。また、会期中にはカリタスアジアの総裁の選挙も行われ、カリタスインドのイヴォン・アンブローズ司教が選ばれました。


フィリピンのSr.ロザーンと話す、 新事務局長レスリー女史
なお、この総会をもって、カリタスジャパンは2期8年務めた理事国を規定に基づいて降り、替わりにカリタスマカオが東アジア地区を代表して理事国となりました。


ベネディクト十六世教皇との謁見
教皇謁見
 ブッシュ大統領の訪問などで非常に忙しかった教皇様は、カリタスのメンバーのために時間を割いてくださり、教皇宮殿における謁見が実現しました。国際カリタス総裁が読み上げたメッセージに感謝し、またカリタス連盟は神の愛の世界における現れだと述べられました。


カリタスファミリー
 交流もまた、総会の非常に大きな要素です。普段、遠く離れた国で活動している私たちは、ここぞとばかりに情報交換をし、親交を深めます。会ったこともない人とプロジェクトを進めるのと、話をしてコーヒーを飲んだ人とするのでは大違いです。総会中によく、「私たちは162カ国のメンバーからなるカリタスファミリーだ」という話が出ました。確かにカリタスは同じ信仰と使命を持った大家族のようなものです。
また、会議中に、誰かがこんなことを言っていました。「我々は、災害が起こる前も、起こった時も、起こった後も、人々と共にいる」そう、カリタスは組織間の連帯だけでなく、世界中の村や町、地域、国、国際の全てのレベルにおいて、問題が起こった時だけではなく、いつでも人々と共にいるのです。この点においてカリタスはまさに地元に根ざした国際NGOであり、全世界を一つの家族として結ぶ大きな絆のようなものだと私は感じました。カリタスジャパンは、これからも皆様と共に、世界中の人々との連帯のうちに歩んで行きたいと思います。

ミサ前のアジアグループ


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