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カリタスジャパンニュース
連算発行番号 Caritas Japan News No.261


特集
東ティモール:ディリ教区ラジオ局支援

 カリタスジャパンは、2007年1月に、東ティモールのディリに事務所を構えるラジオ局、RTK(Radio Timor Kmanek)に対して、3万ドルの支援を行いました。それから半年経った今、ラジオ局からプロジェクトの現状についてレポートをいただきましたので、その中身をご紹介させていただきます。

 東ティモールは2002年5月にインドネシアから独立を果たしましたが、2006年3月の国軍によるストライキを発端とした国内の騒乱が記憶に新しいように、同国に完全に平和が訪れるまでは、まだ時間がかかることが予想されます。一度独立という形で国が分断された地域は、さらなる分断への渇望を生みやすく、社会は異なる民族及び宗教を信じる人に対する寛容さを失ってゆきます。

 こうした背景の下、ディリのラジオ局(RTK)は、特にテレビのような他の情報媒体が少ない同地域で、人々に和解と協調を鼓舞する番組を提供するために、カリタスジャパンに対して支援を申し込みました。もともとRTKは1994年に、紛争下で苦しい生活を強いられている人々に対して、勇気と安らぎを与えるために神父達によって立ち上げられた、民間のラジオ放送局です。以来細々と活動をしてきましたが、ここに来て、ジャーナリズムの経験が豊かな神父をトップに迎え、東ティモールが混迷と復興の交差点にさしかかっている今、人々に平和と協調の大切さをラジオを通して訴えたい、とカリタスジャパンに対し、支援を申し入れたわけです。

街で市民にインタビューするRTKスタッフ

ラジオが開発途上地域に住む人々に多大な影響を及ぼすことは、1994年に起きたルワンダの虐殺事件から学ぶことができます。虐殺の首謀者達は、ラジオを通して虐殺を喚起するようなメッセージを長期にわたって流し続けたことが報告されています。

オンエアー中のRTKスタッフ

 さて、RTKはまず、番組制作スタッフを中心に新たなスタッフを7人雇用し、彼らの訓練を実施しました。訓練の内容は、ラジオの使命・プログラム構成・ラジオに適した言葉・ジャーナリストの使命と規則・ニュースの伝え方・インタビューの方法・人々を鼓舞する語り方・放送技術・カトリックに基づく倫理観・音楽技術等々、多岐にわたりました。訓練の後にプログラム編成を行い、現在、一日16時間にわたって人々に次のような番組を届けています。:ニュース 3時間・啓蒙5時間45分間・宗教2時間45分間・エンターテインメント3時間30分間・CM1時間。
 今までに224人の視聴者から番組に関するフィードバックを受け取ったとのことですが、意見が多く寄せられた番組はいずれも市民啓蒙番組で、「From Heart to Action(思いから行動へ)」、「We Are All Timorese(私たちは皆ティモール人である)」、「Early Morning Dew(朝露)」等、平和とは何か、幸せとは何か、そして日々和解のために努力できることは何かを皆で考えることを促す番組に人気があるようです。

(事務局:稲江佐和子)
 



 カリタスジャパンが資金援助を実施した、隅田川医療相談会の活動の様子を8月19日に視察してきましたので報告致します。

 隅田川周辺では、約2,000人が野宿生活をしていると言われています。過酷な生活環境のため病気を抱える野宿者が多く、必要な治療が受けられず病院へのアクセスが遅れて重症化する傾向にあります。隅田川医療相談会は、2001年12月同地域で活動する野宿者支援の関係者が、野宿者と協力しながら医療への取り組みを行なうことを決め活動をスタートしました。活動は月1回、数名の医師と看護師が参加して、医療相談・診察・応急処置・巡回などの他、必要に応じて福祉事務所を経由した医療機関への紹介を行なっています。診察に使用する医薬品や衛生用品は、ほとんど医療従事者からの無償供与に頼っており、慢性的に物品が不足している状況とのことでしたので、この度カリタスジャパンは主に薬剤調達費用を援助しました。


診察の準備をする医師
(カリタスジャパンは、医薬品とテントを援助)

医療相談会全景

 視察当日は、3人の医師と数人の看護師をあわせて20人程のスタッフと野宿者代表者数名が協力して相談会が運営されていました。150人程度の参加者があったようです。参加者はほとんど男性で、年齢層は50歳代がトップで、続いて60歳代と高齢者が圧倒的に多くなっています。毎日の食事にも事欠く人も多いとのことです。医療相談会を訪れる人で全く働けない人はごくわずかと考えられていますが、働いても生活できるだけの収入が得られないために野宿生活を余儀なくされているのが実態だそうです。医療相談会のスタッフは「皆、収入を得るために切実に仕事をしたいと思っている。人間としての尊厳を保つために、ホームレスの人々に必要とされているのは仕事であり、経済的な自立を伴わない援助は最終的な解決にはならないでしょう。現在、インターネットカフェやマンガ喫茶に寝泊まりしている人々は、既にホームレスの予備軍となってきており、ホームレス問題はこれまで以上に深刻な状況になって行くことが予想されます」と話していました。

(事務局:田所 功)
 

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