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カリタスジャパンニュース
連算発行番号 Caritas Japan News No.263


巻頭言 キリシタン時代の「組」に学ぶ
カリタスジャパン担当司教 幸田和生 


写真提供 列聖列福特別委員会
 ペトロ岐部と日本の187人の殉教者がカトリック教会の福者となることが決まり、来年11月24日、長崎で列福式が行われることになりました。今回列福される殉教者たちは江戸時代の初期、1603〜1639年にかけて日本各地で殺されたキリシタンです。この時代はキリスト教に対する迫害が厳しくなり、司祭がいなくなっていった時代でした。実際、ペトロ岐部など4人の司祭を除く184人は男女の信徒でした(その中には子どもも含まれています)。
 キリシタン時代の教会には「コンフラリア」とか「組」と呼ばれる信徒の組織がありました。「聖母の組、御聖体の組、殉教の組」などさまざまな名前の組が知られています。
これらは信心会と言われていますが、同時にもっと具体的な実践も伴う信徒の活動団体だったようです。長崎の「ミゼリコルディア(慈悲)の組」は有名でした。
今回列福されるミカエル薬屋はその会長(慈悲役)であり、西坂で処刑されたときの罪状書きには次のように記されていました。「この者は施しを集め、その金で殉教者の未亡人や孤児および宣教師を助けていた」。もちろんそれだけでなく、ミゼリコルディアの組はさまざまな形で老人や病人を助ける活動を行なっていました。
 長崎以外の各地にもさまざまな「組」があり、それが司祭のいなくなった共同体の中で人々の信仰を支えて行きました。組は信心会であると同時に人々が具体的に助け合い、支え合う共同体でもあったのでしょう。当時の公教要理であった「ドチリナ」には、マタイ福音書25章31−40節のキリストの言葉に基づき、兄弟愛の身体的実践として次の7つのことが教えられていました。「飢えた者に食を与える事。渇いた者に飲み物を飲ます事。肌を隠せぬ者に衣類を与える事。病人と牢にいる者をいたわり見舞う事。行脚の者に宿を貸す事。とらわれ人の身を請ける事。人の遺体を葬る事」。コンフラリアや組はこれを実行しようとしたのです。

 カリタスジャパンの担当司教になってまだ半年もたちませんが、カトリック教会の福祉や援助活動について考えさせられる機会が数多くあります。まだまだ勉強中のことばかりですが、時代の変化はわたしたちの教会の活動に大きな問いを投げかけているように感じています。誰かが誰かを一方的に助ける、というのではなく、貧しい中で互いに助け合うことの大切さを、わたしたちの信仰の先輩である400年前のキリシタンから学ぶことができるのではないかと考えているこのごろです。

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