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カリタスジャパンニュース
連算発行番号 Caritas Japan News No.263


視察報告
ウガンダ視察(8月22〜25日4日間)報告

 ウガンダは人口約3,000万人、日本の本州とほぼ同じ大きさで、アフリカ東部の赤道直下に位置します。全体的に標高が高く(約1,200m)、年間平均気温も23℃前後と非常に過ごしやすい国です。東部から南部にかけては水資源も豊かで緑も多く、農業に適した土地である一方、北部は非常に乾燥した砂漠地帯となっています。
 カリタスジャパンが現在ウガンダに対して行っている支援は3つ。1つ目は、国際カリタスを通しての緊急支援要請(SOA)に応えたもので、北部における「元少年兵の社会復帰支援」です。反政府組織LRA(神の抵抗軍)によって拉致され兵士や性奴隷にされていた子どもたちが、再び元の生活に戻り、教育を受けることができるようになることを目指します。2つ目は「農業研修センター支援」、そして3つ目が「総合的な農業開発支援」です。今回は、この後者2つのプロジェクトについてカリタスジャパン秘書の成井師と事務局の小野が視察を行いましたので報告致します。


1.ルワラ農業研修センター
 当センターは、持続可能な農業を総合的に学ぶことのできる研修施設です。広大な敷地内には、放牧場、家畜小屋、バナナ園、野菜畑、宿泊棟、そしてトレーニングホールが備えられています。研修は全国の教区から1回につき約20名を受け入れて2週間の日程で行われます。研修生の受け入れはカトリックのみならず、プロテスタント、イスラム教徒など全ての住民を対象としており、併設の宿泊棟で寝泊まりしながら、土壌・水管理、農作物生産、家畜飼育、牧畜、エネルギー、農場経営、組合・マーケティング、簿記・会計、保健衛生などについて学び、実習も行います。
 カリタスジャパンは2003年に宿泊棟、続いてトレーニングホール・ダイニングホール建設支援を行っていますが、今回は今年6月に完成したばかりの後者の落成式に参加しました。式にはカリタスウガンダの責任司教、事務局長以下カリタス職員、地元の 代表者及び研修を受けてきた農家の皆さんが参加し、施設の見学、その後大司教による建物の祝別などが行われました。式の中で、住民代表の方からはセンターの活動に対する感謝の辞が述べられ、カリタスウガンダの支援が本当に必要な人たちのところへ行き届いているのが分かりました。


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完成したルワラ農業研修センターホール棟

2.総合的な農業開発支援
 ウガンダではまた、ヨーロッパをはじめ各国カリタスによる農業プロジェクトが全国で展開されています。カリタスジャパンも2003年よりムバララ、カバレ、フォート・ポータルの3教区において継続支援を行ってきました。これは貧弱農家の食糧自給・栄養改善を目的に始められたもので、有機農業についての知識・技能の修得、家族全員の協力による総合的な生活改善、収入増加を目指した活動が現地専門スタッフの指導のもとで行われています。
 今回はこのプロジェクトに参加した農家をいくつか訪問し、話を聞くことができました。どの家庭でも共通して行われていることは、バナナ園運営管理の改善、家庭菜園、コンポスト作り、簡易トイレ・手洗い場、改良かまど・食器棚、雨水貯水タンクの設置です。この地域ではバナナが主食で、どの家庭も小さいながら自家のバナナ園を持っていますが、研修において学んだ手法を実践することで家族の食糧事情を改善、さらに収量が増えた分は販売して収入増加につながったといいます。家庭菜園は主に家族の栄養改善を目指して行われているものですが、自給することで余計な出費を抑えることもできて一石二鳥。改良かまどとは、木の枝や泥といった現地で手に入る材料で作った簡易 かまどのことです。熱効率が良くなるため薪の消費量が約1/5になり、薪集めに費やされていた時間・労力が軽減される上、森林伐採を最小限にとどめ環境保護にもなることから世界中の農村地帯で採用されています。

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様々な種類の野菜が育つ家庭菜園

 農家訪問後はグループの定例集会に参加しました。2006年11月より始まったこのプロジェクトは、研修参加により成功を収めた農家をモデルに近隣住民が集まってグループを形成し、研修で得た知識と技術を共有していくというもの。月に一回開催されるこの集会では、訪問指導研修の振返り及び次回の計画立案、グループローンの積み立てを行います。このプロジェクトを通して、人々が「自分で」何かをすることによって生活が「変わる」ことに気付き、自分自身そしてグループで生活改善に取り組む意識を持つようになったことが、何よりの成果と言えそうです。

 ウガンダは肥沃な土壌と適度な降雨という自然環境に恵まれた、人口の8割が農業に従事する農業立国。カリタスウガンダは単に農業の知識・技術指導に留まらず、現場のコーディネーターや地域のグループリーダー育成にも熱心に取り組んでおり、最終的にはこのプログラムが自立発展することを目指しています。カリタスジャパンは今後もこういった農業プログラムを中心に、カリタスウガンダと共に支援を継続していきます。

   
 (事務局:小野亜衣子)



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